その後のレバノン

イスラエルによる空爆が続いているようですが、その対象はヒズボラの拠点に限定して正確に爆撃しているというニュースがありました。

レバノンには、ヒズボラと同じくイスラム教シーア派のアマルという組織もありますが、こちらはヒズボラとは路線を異にしているので、イスラエルからの攻撃対象にはなっていないそうです。

ある著名な国際ジャーナリストの説によると、このレバノン攻撃は、イスラエル軍部内強硬派と、政府右翼強硬派によるクーデターで、現オルメルト政権の中道和平路線を挫き、レバノンの背後にいるイランを戦争に引きずり出し、なし崩しにイランとアメリカの間に戦端を開かせる計略だと書いています。

さて、今回のレバノン攻撃の目的は、ヒズボラを掃討することにあるのか、それともイラン戦争への道筋をつけるためのものであるのか。

なんかどっちにも取れますね。ヒズボラに限定して正確に空爆していれば、悪いのはヒズボラ、それを掃討できれば満足。と言って適当なところで切り上げることもできるし、敵はヒズボラと明言しないで攻撃を続ければ、いずれイランも巻き込むことになるかも知れない。

国連は、ヒズボラを武装解除できるだけの重装備をもった国連軍を送り込むことを検討しており、既にイタリアが8千人の部隊を参加させると表明しています。

イスラムのうち最も過激な一派のひとつであるヒズボラの武装解除を行う部隊に、カトリックの総本山であるイタリアが真っ先に手を上げるというのは、却って問題がこじれそうな気がします。

やっぱりイランが引きずり出されるまでイスラエルの攻撃は続き、イラン軍が参戦したら、すかさずアメリカが介入するという段取りなのでしょうか。

レバノンにはスリランカやフィリピン、バングラデシュなどから、合わせて約5万人ほどの出稼ぎ労働者が入国しているそうです。うち、フィリピン人が一番多くて、4万人ぐらいだそうです。それらの人々は、レバノン脱出を希望して大使館に集まっているとのこと。

レバノンってビンボーな国だと思い込んでいたのですが、フィリピンよりは裕福だったんですね。
レバノンに対する意外という思いと共に、フィリピンってそんなに貧乏なの? という興味が湧きます(興味などと言っては失礼ですが)。

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レバノンを脱出したフィリピン人4万人が、その後はどこに行くのかというところが気になります。貧乏国フィリピンに、失業者がいちどきに4万人入ってきたらエライことになるでしょうから。
案外、イラクに移動して米軍の下働きでもするのでしょうか?